2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 研究ノート 物語の類型-BLEACH

物語の類型2では、今日はBLEACH. 人物設定 1.適合 一護の母は幼少の頃死亡。それをトラウマにしていた。(自分が弱かったから母を守れなかった、という強さ至上主義の根源) 2.適合 父親は死神らしい。しかも、かなり手だれだったらしい。 3.…

 研究ノート 物語の類型について

「人気の出る物語には、共通要素が存在する」という仮説というか定説。 典型なのは、神話や民話のプロットが、世界中で似た構造を持っているというもの。つまり、人間は集合的無意識を共有しているのだという。単純化してしまうと、神話や民話の冒険物語は、…

 米国オスカー 短編アニメーション部門 加藤久仁生「つみきのいえ」

米国オスカー 短編アニメーション部門 加藤久仁生「つみきのいえ」昨日、アメリカの祭典である、映画に与えられるオスカー賞の発表が行われ、アニメーション部門では、短編アニメーションで、加藤久仁生氏の「つみきのいえ」が受賞した。違法だが、You tube…

 研究ノート ジェンダーと客ーー執事喫茶編3

「ジェンダーと客−−執事喫茶編3」ジェンダーというのは、一般的に「社会的に構築された、男性性女性性にまつわる差」などと言われるが、定義はさまざまだ。例えば、英語圏では、書類やアンケートなどに、性別の欄があると、たいていWhat is your gender?と…

 研究ノート 「女性客」というコードのつくられかたー執事喫茶編2

「女性客」というコードのつくられ方ーー執事喫茶編2日本における「執事」というコードについて、執事喫茶のことに触れたが、アニメや漫画の媒体とはまた違った場が作られていることを、考えてみたい。今回は「女性客」という主体の構築について。執事喫茶…

 研究ノート 日本におけるコードとしての「執事」

「日本におけるコードとしての「執事」」今ドラマで『メイちゃんの執事』が放映されているので、おそらくもう認知されているであろう、「執事」。これは実は少女漫画が原作だ。メイちゃんの執事(1) (マーガレットコミックス) [ 宮城理子 ]ジャンル: 本・…

 研究ノート 「ソフトパワー」としてのアニメ

「ソフトパワーとしてのアニメ」「ソフトパワー」というのは、アメリカのハーバード大学教授ジョセフ・ナイ・ジュニアが提案した、政治の推進力として、ハードパワー(経済力、軍事力)に代替する力として提案したものである。それは、「憧れ」や「理想」な…

 【イベント紹介】 JazzxAnimation (音楽とアニメーションの夕べ)

JAZZ x ANIMATIONアニドウ主催の音楽とアニメーションの夕べ第二回です。 アニメーションの音楽には、隠れた名作が多いもの。今回も、アメリカ、フランス、日本、ロシアなどなど、有名なアニメーション作品を彩るテーマソングや挿入歌を、JAZZ演奏でお送…

 日本アニメの紹介ースペイン講演

*2007年11月に書いたブログ記事の再掲です。「最新日本アニメの紹介ー陶山恵さんの講演」2007年11月1−4日、スペインで最大のマンガ・アニメファンの祭典「サロン・デル・マンガ」がバルセロナで開かれました。私はそこに初めて行ってみました。大きな会…

 文化庁メディア芸術祭

今年も文化庁主催 メディア芸術祭がおこなわれています。http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/information/symposium/#scheduleアニメ関係の講演では、 2月13日(金) 「マンガとアニメの未来」 講演者: 幾原邦彦、浜野保樹、細萱敦があります。漫画、写…

 2次元から3次元 米国アニメ映画の最前線

「2次元から3次元 米国アニメ映画の最前線」日米アニメの違いを語るとき、ほぼ確定している差異として、アメリカアニメ映画のコンピューターによるデジタル3D傾向があげられる。ディズニー・ピクサーのヒット作「ファインディング・ニモ」に代表されるよう…